暗室で初めてのプリントを検討している方に
関西でおすすめの暗室を紹介します
フィルムで撮っているなら、暗室でのプリントを1度は試して
いただきたいという勝手な思いをぶつけました
本記事では、ネガフィルムでの暗室プリントについて書いています。 フィルムと表記しているものは、ネガフィルムと読み変えて読み進めてください。
ネガフィルムについては、以下の記事に種類などまとめております。
レンタル暗室とは?
暗室とは何か?
暗室とは、専用の機械(引き伸ばし機)で撮り終えたフィルムを紙(印画紙)にプリントするところです。
名前のとおり、暗い部屋です。暗くするためにカーテンなどで光を遮れるようになっています。
なぜ暗室でプリントするのか?
結論からいうと、撮ったフィルムから自分のイメージする写真プリントを作ることができるからです。
暗室でのプリントする以外に撮った後のフィルムを写真として楽しむなら、だいたい以下の2つの方法になると思います。
- 写真屋さんでのデータ化
- 写真屋さんでのプリント
どちらの場合でも、その出来上がったものはそのフィルムの可能性の一部分でしかありません。
(大多数の)写真屋さんでは、まず最初の段階で現像済みのフィルムをスキャンしデータ化していきます。それを元にプロの目線でよいと思う写真データやプリントを作っていきます。
しかし、同じフィルムであっても様々な色味や濃度、トーンを引き出すことができるのです。
暗室では実際にフィルムからプリントして、色味や濃度、トーンを試しながら、あなたにとってベストなプリントを探求することができるのです。
読んでる方は、難しいと思われるかもしれませんが簡単です。どのくらい簡単かというと、露出の関係性を覚えるくらいのレベルです。
初めての方もやり方さえ覚えれば、1日でプリントの基礎を身に着けることができます。
色々書きましたが結局のところ、暗室でのプリント作業は最高にたのしいのが理由です。僕の場合、プリントするためにフィルム写真やっている節があります。
レンタル暗室のいいところ
暗室についてはふんわりとイメージを持っていただけたかと思います(そうであってほしい)
では、実際に暗室でプリントしようと自分で全て揃えて始めるのはなかなか大変です。
そこでお金を払って利用できるレンタル暗室の出番となるわけです。自分で全て揃えた場合、薬品やそれにかかる廃液などの処理もあるので、その手間も代行してくれるのです。
また、レンタル暗室では、いろいろな機材を置いているので、機材を実際に試すことができ、自分で手に入れる際の参考にもなります。運営者や他の利用者もフィルム写真に詳しい人が多いので、いろいろな知識を学ぶことができます。
レンタル暗室を使用する際には、以下のものが必要になります。
- 現像済みのフィルム
- 印画紙(レンタル暗室によっては用意してくれるところもあります)
- レンタル費用
- (必要があれば)お店でのプリントや写真データ
- 汚れても大丈夫な服装(薬品が付くと変色を起こすこともあるので)
費用
気になる料金ですが、場所によって価格やサービスは違ってきます。
だいたい6時間で8,000~10,000円前後くらいで利用できるところが多いと思います。
価格の内訳として、利用時間による使用料とは別に、廃液処理代や薬品代がかかるところもありますので必ず確認してご利用ください。
また暗室でプリントを行うための専用のペーパー「印画紙」を用意いただく必要があります(レンタル暗室によってはバラ売りなどしてくれるところもあります)
カテゴリー | 銘柄 | サイズ | 枚数 | 値段 |
---|---|---|---|---|
カラー印画紙 | FUJIFILM Pro-G | 六切 | 100枚 | ¥8,900(税込) |
モノクロ印画紙 | ORIENTAL イーグルVCRP-R | 8×10 | 100枚 | ¥12,650(税込) |
おすすめのレンタル暗室
ここからは僕がおすすめするレンタル暗室をご紹介させていただきます
どこもサポートがちゃんとしているので、はじめての方でも安心して利用していただけると思います
カラー写真がプリントできるレンタル暗室
RIVIERE(大阪)
イチ押しのレンタル暗室になります。たくさんプリントしたい方におすすめです。
はじめての方もワークショップなどで教わりながらたのしく暗室作業を学べます。機材も充実していますので、経験者の方にもおすすめです。
印画紙もその場で購入できるので、ネガさえ用意すればプリントすることが可能です。
利用料金など割引特典もあるリヴィエール写真部になれば、お得にたくさんプリントすることができます。
地下鉄 御堂筋線 徒歩約13分
阪急 豊津駅 徒歩約7分
Studio Ausgang(京都)
短い時間からでも利用しやすい料金体系となっています。
はじめての方もワークショップで基礎からやさしく教えてくれるので不安な方も安心です。
https://studioausgang.com/暗室-darkroom
叡山電鉄本線 修学院駅 徒歩約4分
solaris(大阪)
じっくりと学びたいという方におすすめです。教室でカラー暗室を学ぶところから始めることができます。もちろん、教室が終わってもレンタル暗室でプリントし続けることができます。
ギャラリーも併設しているので、いろんな写真を見ることができるので、写真を楽しむのにもおすすめです。
地下鉄 御堂筋線・鶴見緑地線 心斎橋駅 徒歩約2分
モノクロ写真がプリントできるレンタル暗室
RIVIERE(大阪)
カラー暗室でも紹介しましたが、モノクロでもイチ押しのレンタル暗室になります。
たくさんプリントしたい方におすすめです。
はじめての方もワークショップなどで教わりながらたのしく暗室作業を学べます。機材も充実していますので、経験者の方にもおすすめです。
印画紙もその場で購入できるので、ネガさえ用意すればプリントすることが可能です。
利用料金など割引特典もあるリヴィエール写真部になれば、お得にたくさんプリントすることができます。
地下鉄 御堂筋線 江坂駅 徒歩約13分
阪急千里線 豊津駅 徒歩約7分
galleryMain(京都)
同時に4人まで作業でき、グループ割引もあるようです。
ワークショップもあるようなので、はじめての方もレクチャーを受けながらモノクロプリントを焼けるようになります。
京阪京阪本線 清水五条駅 徒歩約5分