
ポケットに入れて気軽に出掛けられるのがハーフサイズカメラです
たくさん撮れることはひとつの正義です
なぜハーフサイズカメラなのか
ハーフサイズカメラとは

35mmフィルムの1コマを半分にしたサイズで撮れるカメラのこと
つまり35mmフィルムのカメラと比べた際に2倍の写真が撮れるということです
36枚撮りの35mmフィルムを入れれば、72枚撮れます(欲張ればもうすこし撮れます)
おすすめする”5つのワケ”
コンパクトなので、手軽に持ち出して撮れる

コンパクトなので大抵の機種は片手で収まります
冬のコートのポケットなら大抵入るし、仕事用のカバンにも無理なく入るので、気軽に持ち出すにはちょうどいいサイズ感です
いつも持ち歩いて、気が向いたらシャッターを切れるという気軽さはとても大切です
お得にたくさん撮れるので、お財布にやさしく続けられる

35mmフィルムで倍の枚数が撮れるので、お財布にはやさしいですね
お財布にやさしいということはつまり長く続けられるということです
難しいことがないので、取り出してすぐにサッと撮れる

露出計がついてて自動で露出を決めてくれるので、基本的にシャッターを切るだけのものが多いので(フルマニュアルの機種ももちろんあります)、取り出してすぐに撮れます
ハーフサイズカメラの中にはピントが固定のものやゾーンフォーカスのものが多いので、シビアにピント合わせをする必要もないです
つまり、シャッターチャンスを逃さずに撮れるわけです
あまりコントロールできないので、意図しない描写の写真も撮れる

露出を自動で決めてくれるということとピントが固定やゾーンフォーカスだと書きましたが、それによって、時に意図しない写真が撮れることがあります
これは一見、マイナスであると捉えられますが、見方を変えると想定外の面白い描写の写真が撮れる場合があります
ピントがしっかりと合った写真や光線漏れのない写真が優れているとされていますが、ピンボケや感光している写真も面白いと思います
フィルム特有の粒子感がより目立つため、柔らかな描写になります

35mmフィルムの半分の面積で撮っているので当然画質という面では荒くなります
ですが、そのことによりフィルム 特有の粒子感がより目立つようになるため、全体的に柔らかな印象の描写になります

おすすめのハーフサイズカメラ
OLYMPUS PEN EF

あまり市場に出回っていないので数としては少ないですが、個人的にNo.1のハーフサイズカメラです
コンパクトなボディ(重量280g)ながら、フラッシュ内蔵(単三電池で動きます)で夜間などの暗い環境でも撮ることができます
露出の設定も自動で、ピントは固定焦点でだいたい合っているように見えます
操作はシャッターを切るだけなのではじめてのフィルムカメラにおすすめです
設定できる感度も25/50/80/100/125/160/200/250/320/400と細かく設定ができるため、色々なフィルムを試すことができます
Ricoh AutoHalf
見た目の可愛さに惑わされますが、綺麗にちゃんと撮れます
こちらも露出の設定も自動で、ピントは固定焦点です
PEN EFと違いフラッシュが内蔵していないので本当に暗いところでの撮影は難しいかもしれません
操作はシャッターを切るだけなのではじめてのフィルムカメラにおすすめです
設定できる感度は25〜400です

minolta repo

前2台とは違い、ピントを合わせる必要があります(無限〜0.6m)
EV値という、絞り値とシャッター速度の露出量の組み合わせを覚える必要はありますが、とても綺麗に撮れます
少し難しくても丁寧に綺麗な写真が撮りたい方におすすめです
設定できる感度は10/25/50/100/200/400です
